星野之宣
第二次世界大戦、不沈艦と謳われたドイツ海軍の戦艦ビスマルクが辿った数奇な運命。それはまるで白亜紀に隆盛を極めた恐竜たちの滅びのようだった――。星野之宣が紡ぐ珠玉の短編集は、表題作「滅びし獣たちの海」をはじめ、冷戦下の原子力潜水艦開発競争、江戸時代の鯨漁と異人、絶滅した海牛の謎、そして宇宙の彼方で発見される生命体など、海を舞台に時代や場所を超えた壮大な物語が展開される。人類の歴史や科学、そして生命の根源に迫る、深く思索的なSFドラマがここに。緻密な描写と圧倒的な世界観で読者を魅了する、唯一無二の作品集だ。