毛塚 了一郎
高架線下の小さなレコード店でアルバイトをする大学生・実梨。彼女の日常は、店に並ぶ無数のレコードと、そこを訪れる個性豊かな客たちとの出会いで彩られていく。一枚の盤に刻まれた音楽は、時に失われた街の風景を見せ、時に遠い記憶を呼び覚ますのだ。レコードを巡るささやかな冒険や、幻の音盤が巻き起こす不思議な出来事を通して、実梨は音楽の奥深さと人々の想いに触れていく。アナログレコードへの深い愛情が詰まった、心温まるオムニバスストーリーだ。