上條淳士
インディーズバンド「GASP」のカリスマボーカリスト、藤井冬威ことトーイは退屈な日常にうんざりしていた。類稀なる容姿と音楽的才能を持つ彼は、ある日、ビッグスター哀川陽司のライブに乱入。その歌声と存在感は芸能界の敏腕マネージャーの目に留まる。幼なじみのアイドル園子や不思議な少女ニヤとの出会いを経て、トーイは芸能界へと足を踏み入れることに。しかし彼は「作られたアイドル」ではなく、自らの手で道を切り開く「表現者」として、古い慣習を打ち破っていく。歌詞や擬音を排し、躍動感あふれる描写で「音」を描き出す、唯一無二の音楽ドラマだ。