鬼頭莫宏
19世紀ヨーロッパに似た世界。魂を宿した自動人形ヴァンデミエールは、自らを「まがいもの」と称し、自由を求め彷徨う。ある時は少年レイと出会い、創造主の支配から逃れようと代償を払うのだ。またある時は空を飛ぶことに憧れ、人間との絆の中で自らの存在意義を見出そうとする。彼女たちは様々な人々と出会い、その儚い翼を広げ、本当の「自分」を探す旅を続ける。繊細な絵柄で紡がれる、深く心に響くファンタジーである。