牡丹 もちと
黒い雨が降り続く世界で、少女ピエタは平凡な日常を送っていた。しかし彼女の日常は少し違った。なんと自分の誕生日を1033回も繰り返しているのだ。周囲の誰もそのことに気づかない中、ピエタだけがループの記憶を持ち続けていた。そんなある日、親友の駄苗もループに巻き込まれてしまう。駄苗はこの状況から抜け出そうと奮闘するが、ピエタはどこか諦め顔で……。奇妙なループに囚われた少女たちの、希望と絶望が交錯する新感覚ミステリーだ。