藤原薫
藤原薫が紡ぐ、幻想的でせつない短編集がここにある。白い天使に憧れる黒い天使、夢で繋がる少年と少女、朝目覚めたら手がパンになっていた青年、悲しい話ばかりを求める少女の魂。まるで寓話のような物語たちが、読者を不思議な世界へと誘う。日常の隙間に潜む非日常、心の奥底に触れるような繊細な描写が、読む者の心に深く響くことだろう。美しくもどこか儚い、唯一無二の藤原薫ワールドを堪能してほしい。