松本大洋
夜のルーヴル美術館、屋根裏には人知れず猫たちが暮らしている。好奇心旺盛な子猫ゆきのこは、ある日その掟を破り美術館の中へと足を踏み入れた。そこでゆきのこが見つけたのは、絵画の中の世界へと入り込む不思議な扉。一方、美術館のガイド・セシルは、館内で白い猫を目撃する。夜警のマルセルは、50年前に絵の中に消えたという姉を探し続けていた。猫と人間、そして絵画が織りなす、幻想的でミステリアスな物語が幕を開ける。現実と絵画の世界が交錯する、松本大洋が描く唯一無二のドラマだ。