里中 満智子
開けてはならないと言われた箱を開けたパンドラ。そこから怒りや悲しみ、裏切り、嫉妬といったあらゆる“不幸”が飛び出したという。この物語は、そんなパンドラの箱を心に秘めた女性たちの群像劇だ。恋焦がれた男に愛されなかった女、裏切られ復讐に燃える女、容姿に悩み諦め続けた女。さまざまな境遇に置かれた彼女たちが、それぞれの愛と苦しみに向き合い、もがきながらも心の奥底に残された「希望」を見つけ出そうとする。女性たちの複雑な感情と人間ドラマを深く描いた作品だ。