守月史貴
もしも憎い相手をこの世から消せる呪いがあったら? 人の「怨」を結び「縁」を切る神、その名は蛇(くちなわ)。彼女が授ける「怨結びの呪い」は、憎むべき相手をこの世から消し去る力を持つ。しかしその代償はあまりにも重い。呪いを受けた少女たちは、最も嫌悪する相手と肉体関係を結び、そして大切な何かを失っていくのだ。かつては縁を結ぶ神だったという蛇と、彼女の使いであるクビツリ。彼らの思惑が交錯する中、少女たちの愛と哀が織りなす、憂愁のエロティシズムが心を揺さぶるダークファンタジーだ。