岩宗 治生
「断罪者」と呼ばれる異形の怪物たちによって人類の大半が滅びた終末世界。瘴気が蔓延する荒廃した地球を、少女・丑三小夜は相棒のクーと共に旅を続ける。彼女の任務は、生存者を探し出し保護すること、そして遺体を回収し土地を浄化することだ。静まり返った廃墟を巡る孤独な旅の途中、小夜は生き残った兄妹イサミとカノコと出会う。彼らと共に、生存者を集めるという「宇佐」の情報を得て、一行はさらなる深部へと足を踏み入れることになる。緻密に描かれた美しき廃墟と、静かに紡がれるSFポストアポカリプスジャーニーに心奪われるだろう。