三山のぼる
16世紀末、魔女として火刑に処された美しき女性アルマ・ラウネ。彼女は現代に蘇る。そのきっかけは、悪魔の力を求め、幼い命を犠牲にする連続殺人鬼・流動玲二の降魔の儀式だった。流動の目的は「賢者の石」の秘密を解き明かし世界を我が物にすること。アルマは流動と共に時空を超え、再び魔女狩りの時代へ。残虐な領主との対決、そして流動の抱える心の傷が描かれる。やがて舞台は現代の日本へ。アルマは薬局を営み、心に病を抱える人々の人生に寄り添っていく。人間の業と救済を描く、ダークで幻想的な魔女奇譚だ。