きたがわ 翔
兄の自殺現場に現れたのは、死の痕跡を淡々と片付ける美貌の清掃人だった。大学生の岡崎裕行は、その衝撃的な光景と清掃人・三輪玲児の姿に導かれ、自らも「スウィーパー」という特殊な仕事の世界へ足を踏み入れる。自殺、孤独死、殺人…凄惨な現場で死の現実を目の当たりにする裕行。遺品整理や特殊清掃を通して、彼は死と向き合い、生の意味を問い始める。冷静沈着な玲児の過去にも触れ、この仕事の奥深さに引き込まれていく。死の現場を舞台に人間の生と死を深く見つめる、社会派ホラーサスペンスだ。