孤島の王女シーラは、愛する国と父王に囲まれ慎ましく暮らしていた。しかし、外界の要人を招いたパーティーで父が暗殺されてしまう。混乱の中、シーラを拘束したのは大陸の帝国元帥レオンハルトだった。彼は冷徹な態度でシーラに政略結婚を迫り、シーラは父の仇と疑う。だが、レオンハルトの瞳にはなぜか深い慈しみが宿っていて……。憎しみと疑念が渦巻く中、二人の間に芽生える不器用な恋の行方はどうなるのか。政略と陰謀が交錯する世界で紡がれる、切なくも濃密なロマンスが心を揺さぶる作品だ。