空木 哲生
伝統ある三多摩大学山岳部が廃部の危機に瀕している。新入部員はなんと女子3名、しかも全員が登山未経験のインドア派だ。ゲーム好き、読書家、虚弱体質と個性豊かな彼女たちは、頼れる先輩たちに導かれ、しぶしぶながらも山の世界へと足を踏み入れることになる。初めての登山道具選び、過酷な体力トレーニング、そして山でのテント泊。戸惑いながらも一歩ずつ「登る」ことに向き合い、大自然の厳しさと雄大さに触れていく。これは、体力ゼロから始まる等身大の青春群像劇。静かで熱い、新たな友情と成長の物語がここにある。