松本 次郎
逃れられない魔力に囚われた者たちの物語がここにある。少々マヌケな革命家、恐ろしき砂漠の魔女、そして気弱なイケメン吸血鬼……。鬼才・松本次郎が紡ぎ出す、圧倒的刺激に満ちた5つの短編が読者を深淵へと誘う。それぞれの物語で魅力的な人物たちが時に滑稽に、時に悲しく、運命に翻弄されながらも抗い生きる姿を描き出すのだ。夢と現実、希望と絶望が交錯する独特の世界観に引き込まれること間違いなし。松本次郎の真骨頂とも言える、読み応え抜群の異色作だ。