板橋 大祐
かつて“万能の魔術師”と呼ばれたダークエルフのアミラ。しかしある日突然「魔力枯れ」に見舞われ、すべての魔法を失ってしまう。魔力がすべてを支配する世界で、魔法を失った彼女にできることは何もない。絶望の淵に立たされたアミラは、それでも生きる意味を探し始める。風の音に耳を傾け、火を起こす苦労を知り、料理の楽しさを覚えていく。魔法のない日々に芽吹くのは、静かな幸福と小さな奇跡。これは喪失から始まる、温かくも奥深い再生のセカンドライフ・ファンタジーだ。