えんか/柏てん
仕事も恋も失った29歳の小薄れんげは、傷心を抱え憧れの京都へ旅立つ。そこで彼女が出会ったのは、古町家に住む甘味オタクの大学生・虎太郎とおしゃべりな黒狐だった。癒しを求めて来たはずの京都で、れんげは次々と怪異に巻き込まれていくのだ。あやかしと和菓子が織りなす不思議な日々の中で、彼女の心は少しずつ癒され、新たな縁が紡がれていく。京都の美しい風景と美味しい甘味、そして心温まるあやかしとの交流が魅力の、新感覚あやかし甘味ファンタジーである。