ときわ四葩
時は1971年春、かつて一世を風靡した人気漫画家・来見沢善彦は新作のアイデアに苦悩していた。編集者からの評価も芳しくなく、焦燥感だけが募る日々。そんな中、来見沢は偶然にも漫画家志望の青年・畑と出会う。畑の描く漫画には、来見沢も舌を巻くほどの圧倒的な才能が宿っていた。この才能を埋もれさせてはならない、いや、自分の名で世に出したい――。来見沢は、畑の純粋な夢を利用し、ある“禁断の手段”へと手を染める。才能と欲望が交錯する、スリリングな心理ドラマだ。