トマトスープ
13世紀半ば、強大なモンゴル帝国がジョージア王国に迫る。美貌の女王は為す術なく、各地の領主たちは次々とモンゴルへと寝返っていく。スィウニク領主オルベリアン家もその一つだ。次男スムバトは、一族の秘密と自身の野望を胸に、兄エリクムと共にモンゴルの天幕へと向かう。祖国を裏切り「奸臣」と呼ばれる道を選ぶスムバトだが、彼が本当に求めるものとは? 激動の時代を舞台に、知恵と勇気で運命を切り開く青年の壮大な歴史ドラマが幕を開ける。緻密な歴史考証と人間ドラマが織りなす、読み応え抜群の物語だ。