猫絵十兵衛 御伽草紙 二十三
江戸の町、猫たちが集まる「猫丁長屋」に暮らす猫絵師・十兵衛。彼の仕事は鼠除けの「猫絵」を描くことだ。だが、その絵には特別な力が宿る。なぜなら、人間の言葉を話しキセルをくわえる、元猫仙人の怪猫・ニタが、絵に不思議な念を込めるからだ。十兵衛とニタのコンビは、長屋の隣人たちや町で出会う人々、そして個性豊かな猫たちとの交流の中で、様々な事件や悩みに遭遇する。病に伏せる老人と猫の絆、猫嫌いの浪人との出会い、時には化け猫や妖が絡む騒動まで、二人は猫と人との間に起こる不思議な出来事を解決していく。江戸の風情と猫たちの愛らしさが詰まった、心温まる人情ファンタジーだ。
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