多田 基生
望まない大学に入学し、周囲に馴染めず鬱屈した日々を送る大学生・江崎弘一。そんな彼の前に現れたのは、同学年の美少女・小林美心だった。自分を理解してくれる美心に心惹かれ、意気投合した二人は一夜を共にする。しかし、それは巧妙に仕組まれた「沼」の入り口だったのだ。彼女の正体は、有名なマルチ商法の会員。承認欲求に付け込み、静かに、そして巧みに勧誘を進める美心に、江崎は抗うことができるのか。誰もが陥る可能性を秘めた、リアルで怖気立つ洗脳マルチ沼サスペンスだ。