太田垣康男
世界中の名峰を制覇した登山家、猿渡吾郎とジャック・F・ウッドブリッジ、通称「ロストマン」。エベレストの頂から見上げた宇宙ステーションに魅せられた二人は、今度は宇宙という究極のフロンティアを目指すことを誓う。月で発見された新エネルギー「ヘリウム3」を巡り、NASAが壮大な月面開発計画「ネクサス」を始動。ロストマンは軍のパイロット、吾郎は建設作業員として、それぞれ異なる道を歩みながらも宇宙への夢を追いかける。リアルな描写で宇宙開発の厳しさ、国家間の思惑、そして人間ドラマが交錯する、骨太なハードSF作品だ。