室井大資/岩明均
長篠の戦いから四年。織田・徳川連合軍の残党狩りにより、少女レイリは家族を惨殺された。自分を庇い命を散らした家族のように、いつか誰かの盾となって死にたい。そんな「死にたがり」の願いを胸に、レイリは武田の将・岡部丹波に拾われ剣の腕を磨き続ける。やがて彼女は武田勝頼の嫡男・信勝の影武者として、滅びゆく武田家の命運を背負うことに。死を求める少女が、激動の戦国を駆け抜け己の生を見つめ直す、重厚かつ刺激的な本格戦国活劇だ。