戸部けいこ
我が子・光が自閉症と診断された時、母・幸子の世界は一変する。思い描いた子育てとのギャップ、夫の無理解、周囲からの心ない言葉に幸子は深く傷つき、孤独に苛まれる日々が続く。しかし、福祉センターの専門家や理解ある教師たちとの出会いが、幸子に前を向く勇気を与えるのだ。光の障害と真摯に向き合い、小さな成長を喜びながら、家族で手を取り合い社会との繋がりを築いていく。これは、自閉症児を育てる家族の葛藤と成長をリアルに描く、心温まるヒューマンドラマである。