文ノ梛
戦争が終わって4か月。未だ爪痕残る冬の森で、戦場しか知らない元少年兵ミェリと故郷を奪われた退役軍人キルヤシュカが出会う。行き場を失った二人の孤独な魂は、雪深い森でそっと寄り添い合うのだ。厳しい冬を乗り越えるため、彼らは共に暮らし始める。温かい食事を作り、互いの存在に癒やされながら、ゆっくりと心を通わせていく。これは、戦争の傷を抱えながらも、自然の恵みと人の温かさで少しずつ癒やされていく、逞しくも儚い雪国スローライフの物語だ。