日高 ショーコ
明治末期の日本橋。老舗呉服店「三つ星」は経営の危機に瀕していた。英国で百貨店経営を学んだ三男・星乃虎三郎は、店を立て直すべく帰国する。しかし彼の改革案は周囲に受け入れられず、さらに兄が多額の借金を残して失踪。店は存亡の淵に立たされるのだ。そんな中、虎三郎は英国で出会った謎の資産家・鷹頭玲司と手を組み、初の女性店員・卯ノ原時子を迎え入れる。彼らは古き良き店に新しい風を吹き込み、再建へと挑む。明治の息吹を感じる、熱きビジネス群像劇である。