池谷理香子
バイク事故で記憶を失った詩織。目覚めると、見知らぬ家で兄と妹と暮らすことに。しかし、家族との関係はぎくしゃくし、学校では過去の自分に関するひどい噂に苦しむ日々だった。自分が何者だったのか、居場所を見つけられない詩織は深い孤独を感じる。そんな中、過去の自分が読者モデルのオーディションに応募していたことを知り、兄・明夫への複雑な感情を紛らわすため、新たな一歩を踏み出すことを決意する。記憶の断片と現在の感情が交錯する中で、詩織は本当の自分を見つけられるのか。切なくも力強い人間ドラマが展開する。