鎌谷悠希
親友の突然の死に絶望し、自ら命を絶とうとした少女ミカ。だが、彼女を救ったのは、不死身の肉体を持つ日々野と、自らを神と称する青年という奇妙な二人組だった。彼らが向かう先は、死者と再会できるという黄泉の国。亡き友にもう一度会いたい一心で、ミカは彼らとの旅に同行することを決意する。道中、個性豊かな人々との出会いを重ね、それぞれの「生」と「死」への向き合い方に触れていくミカの心は、少しずつ変化していく。喪失感を抱えた少女が紡ぐ、切なくも温かい思索の旅物語だ。