楠本 哲
臨時教員として赴任した青嶋一哉は、学校でいじめに遭っていると噂される生徒・閉野恵里佳の問題解決を任される。本採用を夢見て、恵里佳に手を差し伸べようとする青嶋。しかし、彼女の言動にはどこか不自然な違和感が漂っていた。やがて恵里佳の異常な行動はエスカレートし、青嶋の私生活にまで深く侵食していく。純粋な好意か、それとも狂気か。彼女の常軌を逸した「愛」が、青嶋の日常をじわじわと蝕んでいくサイコホラーだ。読めば読むほどゾワリと背筋が凍る、戦慄の物語に目が離せない。