太郎は水になりたかった
全3巻
「母さん。ボクらは今、漠然とした不安の中、たしかに中学2年という季節を過ごしています」。ドクロみたいな顔の主人公・太郎は、アサリの中身みたいな頭の親友ヤスシと冴えない中学生活を送っていた。学校で目立つ存在ではないけれど、谷村さんに密かに恋心を抱き、どこかデカいことをやってやろうと漠然とした気持ちを抱えている。喫茶店を営む父と暮らす太郎の家には、なぜか母の姿がない。心に引っかかるその不在を抱えながら、二人は意味があるのかないのかわからないような行動に没頭したり、妄想と虚言を繰り返しては自爆したりする毎日だ。思春期特有のどうしようもない感情と、少しの希望が入り混じる日々を過ごす。これは誰にでもあったはずの、不完全燃焼な青春を描いたノスタルジックな物語だ。
日常コメディ学園
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少年学園成長友情悲劇