松本大洋
義理と人情、そしてヤクザが渦巻く混沌の街・宝町。そこを縦横無尽に飛び回る二人の少年がいた。通称「ネコ」と呼ばれるクロとシロだ。驚異的な身体能力を持つクロと、純粋無垢なシロは一心同体。カツアゲやスリで日々を生き抜く彼らにとって、宝町こそが全てだった。しかし、街に忍び寄る再開発の波と、謎の男「蛇」の影が彼らの日常を揺るがす。大人たちの思惑が交錯する中、クロとシロは愛する街を守るため、その小さな体で巨大な力に立ち向かう。美しさと暴力が共存する、唯一無二のアーバンファンタジーだ。